私の自叙伝 涙と笑いの人生 細田勇蔵
|
我的自傳 泪水和笑容的人生 細田勇藏
|
| 羽州路の まだうら若き 美少年 |
来自羽州的英俊少年 |
| 時は弥生の 春早く 雪解け温む ふきのとう |
早春三月
暖和的積雪融化
款冬的花穗 |
| 西日の山には カタクリが 頭を垂れて 紫の |
夕陽照在山中
山慈姑低垂着頭 |
| 錆びが煌めく 田舎駅 涙隠して 送る母 |
母親在布満着旧色的山村車站
忍着泪水為我送行 |
| 汽笛鳴るたび後ろを見れば 我が故郷の 山や川 |
汽笛鳴響的時候
回頭望去
是故郷的山川 |
| ボストンに 期待と不安 詰め込んで |
手提包里装満了期待和不安 |
| 窓辺の友も その友も 北や南と別れかれ行く |
窗邊的朋友和其他朋友
也将各奔南北 |
| 明日の日の出は どの当たり |
明天的日出
将会在何処 |
| 薄紫の夜明け頃 足もおぼろに 降り立てば |
淡紫色的黎明時分
松軟的双脚走出車站 |
| 全裸で迎える 翼の像(上野駅) |
(上野車站)全裸的翼之雕像
迎面而来 |
| ーーーーーーーーーーーーーーーーー |
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー |
職場とは、寝床と未来と飯の種
|
工作場所是住宿,未来和生活的源泉
|
| 夜も明けぬ うちから主に 起こされて |
夜尚未明
就被雇主叫醒 |
| 庭掃き、飯炊き 油さし、仕事にかかるは8時から |
掃院子
做飯
給机器加油
工作从早上8点到晩上9点 |
| 夜業は9時まで百時間、月の休みは 2回のみ |
一个月100小時的工作時間
休息只有2天 |
| もらった給金5千円、そのうち寮費が 3千円 |
拿到的薪水是5000日元
其中宿舍費3000日元 |
| 休みもないから 金たまる |
没有休息
銭也无処去用 |
余った金を仕送れば、お前は馬鹿と親は言う
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
|
把多下来的銭寄回家
父母説我真笨
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー |
半年足らずでそれを止め、今度は自分の物買うだ
|
不到半年的時間
不再寄銭回家
今后要給自己
買東西了 |
| 背広2着に レインコート買っても買ってもまだ足りぬ |
両套西装
一件風衣
買這買那
還是不足 |
| 流行(はやり)のモードが気になれば |
想跟潮流的時候 |
| 古い背広を持ち込んで、質屋通いもなれたもの |
把旧西装送到当舗
去当舗已是軽車熟路 |
売り出しの千円均一買い込んで、2千円で流す腕前も
|
買進1千日元均一的便意商品
再以2千日元賣出
是我的本事 |
先輩達の教育は、教わる事は数多く勤勉勤勉苦学生
2年で世間に投げ出され 赤軍、赤軍 全学連
ジャン(麻雀)にパチンコ ダンスまで、
二十歳で目覚める青ニ才。
ーーーーーーーーーーーーーー
|
受到先輩的很多教育
勤勉再勤勉的苦学生
2年后進入社会 赤軍 赤軍 全学連
打麻将 玩弾子机 跳交際舞
20歳覚醒的毛孩子
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
|